元プロテニスプレイヤーの伊達公子さんが
ちょっと自信をなくした、あるいは思ったように成績を残せない子供達に
レッスンをするという番組を観た。
その中で、彼女はテニスのことを
「生きていくための要素が凝縮されている世界」 と言った。
それがストレートに心に突き刺さる。
こんなド下手な私でも、ものすごく同感。
実力、体力、集中、判断、勇気、我慢、動じない心、スピード、
結局、頼りは自分しかいない。自分で考え、自分で動き、自分で結果を受け止める。
これを人生と呼ぶにはあまりにも言葉が足りないけれど、
少しテニスに入り込んだ人なら、感覚で同感できるんじゃないかなと思えた。
ある程度の選手になるには、外からのサポートが不可欠で、それは、
人が一人では生きていけないこととも通じている。
少し前まで私の中でテニスは、学生時代やアスリートならともかく、
歳をとってやるぶんには、まあ、いったら娯楽のジャンルだと思っていた。
もちろん楽しいには変わりないけれど、
そんな娯楽の中にも真理とか真髄とかを感じられることってあるんだな、
ということが、彼女の放つ言葉ではっきりした。
だからスポーツは体力や技術だけのものでなく、
精神的な部分でも、すごく深く繋がっていて、
要するに、すべてのことは色々な分野で分かれてはいるけれど、
どこかで全部繋がりがあるのだろうな。
気がつかないだけで、
ずっと前から、、当たり前のように。。。
- 2020/07/02(木) 17:23:47|
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