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Ayu's の金曜日

こわい道

テレビで暴力団同士の抗争のニュースが流れている。

見覚えある風景。懐かしい、、、

本部やその他邸宅がある横道から本通りに出た坂道は、
短大生時代、通学路として使っていた。

ちらっと横道をのぞくと、坊主頭の組員が丁寧に家の前を掃除していたり、
体操したり、深々と礼をしながら偉い人を見送っている様子を目にすることもあった。

定期的に組の会合だか、なにかしらのイベントがあるようで、
その時ばかりは本通りの道脇にもすごい台数の黒い外車がズラズラズラ〜と並ぶ。

でもその時以外はいたって静かな住宅街の坂道なのだ。

短大は山の手にあり、駅から降りて山に向かう道はいくつかあった。
入学前、入学後も、学校側からそういう地域性だというアナウンスは特にないから、
実際歩いてみて、あ、そういうところの近くだったんだ、、、と気が付き、避ける。
だから少し近道にも関わらず、このルートを使う女子大生は少数派だった思う。


私は自分は大丈夫という自信があった。
ワンレン、ソバージュロングヘアに濃いめのメイク、ボディコンなミニスカート、
ブランドバッグにハイヒール、そんなバブリーな時代とは全く無縁な私。
ショートカットにノーメイク、ペタンコ靴にパーカー、綿のロングスカートかデニム。
手に画材。
こんな見た目の私が危険な目にあうわけがないわ。。。  という変な自覚。


例の会合が行われていた、ある雨の日の通学時のこと。

うっかり傘の端っこを、高級外車にコツンとあててしまった。

人が中にいる。。。これはマズイ!!

ほんとは謝るべきだが、傷はついていない。ここはひとまず退散するのが得策かも
と、早歩きに場を離れようとした時、背後で車のドアがバタンっとなり、
人が降りてきて近づいている音がしている。  

うわっ! かなりマズイっ!!!

その時、パトロール中のパトカーが横道から目の前にスーーーーっと現れた。

すると、車から出てきた人がスッと車内に戻って行く様子を背後に感じた。

助かった。


私は何事もなかったように振り返らずに前に進んだ。


そしてこんなことがあっても、卒業するまで私のルート変更はなかった。






  1. 2019/10/11(金) 09:55:40|
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学校からの電話

息子の学校の担任が夏休み明けに交代となり、
新しく、前の先生と同じような年頃の若い男性に決まった。

色々あった後だけに、やりにくさも感じていることだろうが、
とりあえず、クラスも落ち着いているようだ。

理解が必要な部分も多くある息子なので、個人面談をお願いした。
なぜか表情が少ない先生だけど、話は一生懸命聞いてくれている。
ざっと苦手部分を説明をし、何かあったら電話をくださいと頼んだ。

ある日、その新しい先生から放課後、電話がかかってきた。

(ウチノコ、ナンカヤラカシタカ?)

と頭をよぎる。

「あの〜掃除の時間の時なんですけど、窓拭きの為にいつも窓は閉じてるんですが、
今日たまたま開いたままだったんです。
それで彼、窓は閉まってると思い込んで窓拭きしたらしく、そのまま雑巾を窓から落としてしまって、、」

「はあ、、」

「それでプチパニックになっちゃったので、なだめました」

「あ、、、、そうですか。お手数おかけました。。。。」


うん、うちの息子がやりそうだね〜  

しかし重いものを窓から落として誰かに当たったとかじゃなくて本当によかった。


些細なことでも電話で知らせてくれるのはありがたい。
でも、小さいエピソードは次回の面談の時にまとめてお話してくださって大丈夫ですよ、
、、、とは言えず。


電話してねと言っときながらなんなんだけど、
やっぱり学校から、かかってくるとドキドキしちゃうからね。



  1. 2019/10/04(金) 09:17:37|
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