近所の夏祭りのブースにテニス部員募集と書かれた小さいポスターを見つけた。
週末二日、二時間程度、地域のサークルなので会費が激安。
「初心者もウエルカムですから是非」と優しそうなおじさんに声をかけてもらい、
日頃の運動不足にもってこい! と即決。
若い人はいない。
39歳が最小年齢で、上は、な、な、なんと88歳のおじいちゃん。
20名程いる部員は60代、70台が一番多いようだ。ここでは若者の私。
若いママ友の輪の中には、とてもじゃないけどいられない気分になるが
年配者の中にいるは本当に気が楽だ。特におじさん、おじいさんが多くてさらに良い。
初めてコートに行った日は、気温34度以上で高温注意報まで出ていたが、
88歳おじいちゃんも参加、70代の方も元気にプレーしていた。
球にスピードはないものの、ちゃんとラリーができて試合になっている。
テニス経験者は隣のコートで、スピード感のある試合をしていて個々の技能には幅があるようだ。
誰一人として「暑い、、」とか言う人はいない。
暑いなんて思う人は、このカンカン照りのコートにはまず出てこれないだろう。
でも皆さん、適度に休みを取ったり、退場したり調節が本当に上手なのだ。
長く楽しく続けるコツは、周りを気にせず自分のペースを知る事なんだなと思った。
テニスは昔、少しかじって、それきりになっていたので、もう一球も返せないかも、、
と思っていたが、自分が思ってた以上に球感が残っていた。何でもかじっておくものだ。
小学生の頃、スクールでやたら素振りばかりで、つまらなくなって途中で辞めたこともあったが、
あの時の素振り、あれは必要な事だったんだ。
「上手いね〜」と言われ、完全に気をよくし、こんな私におじさんたちが
一生懸命コーチしてくれるのだからと、自分の限度を超えてしまった。翌日の体が痛すぎる。
そして次の日は誰も来なかった。流石に猛暑の連日というのは無理だろう。
どんなに好きでも、皆さんがちゃんと自制できている証拠のように思う。
それでも70歳代の方が一人だけ来て、帰らずに私の練習に付き合ってくださった。
口下手な感じの方だが、人がいなかったから、チームの色々な話も聞かせてくれた。
その方は二年前に知人に誘われて入部したけれど、誘ってくれた方は亡くなったのだとか。
とにかくチームの年齢層が高いから、亡くなったり病気で抜けていく人が多いのだとか。
だから皆、新入部員は大切にしたいと思っているんだよ、と。
新しい出会い、私も大切にしたい。
- 2018/08/31(金) 09:45:16|
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最近「いきなりステーキ」よく見かける。
NYにも出店し、かなり勢いが良さそう。
私 「一回いってみようか! とびきりステーキ」
夫 「ああそうだね」
しばらく間が空く。
私 (ん?とびきり、、、だったけ?)
夫 「いきなりステーキね」
私 「ああ〜そうだった、そうだった。いきなりだ!(笑)」
しばらく間が空く。
私 「ええと、、、やみつきステーキだっけ?」
夫 「いきなりね、、」
私 「ああ〜そうだった。とびきり、いや、やみつき、じゃなくて なんだっけ?」
夫 「、、、いきなり、、、」
いきなりステーキって、私は覚えにくい。
- 2018/08/24(金) 13:57:36|
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ぴったりとついて接客されるのは苦手だ。
最近はニーズを汲んでか、どこでも控えめになったような気がする。
が、ひと昔前は違う。デパートに用事があっても服などは見ないことが多かった。
ある時、大阪のデパートで洋服のセールの催事場を通りかかった。
ここならもしかして、自由に色々見れるかな?♪ と、
以前から探していた黒のパンツを、、、うわっっラックごと全部黒のパンツではないか。
一枚、二枚、ラックから取り出して見たところで、いきなり音も立てず
無表情のおばちゃん店員が目の前に現れた。
「黒のパンツ探してるん?、あんた、、、(一、二歩下がり全身を一目見られて)〇〇号やね」
正直、自分なりに着痩せするように着て来たつもりだったので、言い当てられたサイズが
ドンピシャなのにちょっとショックを受けた。
そして全部黒のパンツがかかったラックから目にも留まらぬ早さで
「はいコレとコレ。そしてコレ。はい試着室こっち」
と形も値段もチェックできないまま、試着室へ移動させられた。
なんとまあ強引な、、、絶対買わないゾ、、、と思いながらもとりあえず試着。
ところがどうだろう。
これはオーダーメイドか?と思うほど、全てがぴったりなのだ。
値段は安くもないがそれほど高くもない。これだけぴったりだとむしろお得なのかも。
さらに驚いたことに、催事場なのでメーカーはバラバラなのに、他の二本もぴったり。
しかも三本目は黒が欲しいと言ってるのにグレーのチェックを勝手にまぜてきた。
が、これはこれで魅力的だった。
「どう?着れた?開けるで」
「あ、はい、ちょっと待ってください」
店員がタメ口でお客が敬語になっていることなど、もはや気にならない。ここは大阪。
シャーっとカーテンをあけられ、
「ええやん。ぴったりやわ。それはこーとき(買っとき)。コッチのは?あ、値段が?
じゃあ、こっちやな。これはほんまにええねん。昨日も買っていった人がよかったわ〜言うて
今日もう一本買いに来たわ。流行りとかない形でずっと着れるねん。ノビノビの素材でシワにもならへんよ。
グレーのもちょっと着て見せてみ」
グレーのも着てみせる。
「ええやん。それもぴったりやん。こっちもこーといたら?便利やで〜」
言う通りだったが、二本買うには予算オーバーだったし、おばちゃんの思う壺なのもなんだか悔しいような気がして、
黒いのだけにするワ、というと、「でもサイズぴったりなのは買っといた方がええよ」ちょっと押してきたが、
予算がね、と言うと「あ、そう?じゃ、お会計あっちでね」とサッとひいてきた。
サイズの見極めとチョイス、買わせるまでのトーク、二着買わせる為の仕掛け、見事だった。
案外無駄な笑顔は必要ないものだとわかった。会計に行くまでの時間がどれだけ早かったか。
一番すごいのは、強引なのに買わされた感が一切なかったこと。
プロ。
あの後、グレーのチェックの方も頂かなかった事を後悔したのは言うまでもない。
そして十数年たっても頻繁には使わないものの、まだあの黒パンツはクローゼットの中にいる。
- 2018/08/17(金) 18:49:44|
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その時は、なんとなく聞き流していたような話を
ふと思い出したりすることがある。
随分昔、親戚のおじさんがこんな話をした。
「人類歴史、何年が過ぎた?
何人の人が死んだ?
その中の生きてる100年以内の期間って、ものすごい短期間やろ?
今同じ時代に生きてる人って、地球に住んでる全員、
すごい確率で同じ時を過ごしてると思わん?同級生みたいなもんやん。
同級生だったら親しみわくやん。
知らん人も、すれ違う人も外国に住んでても、みんな同級生やで。
仲良くしたらええやん。」
まあ、そうなんだけど、、、なかなかそんな大きな視野では考えられない、、、
文化も言葉も違うんだしさ、、、
聞いた時の感想はそんな程度だったような気がする。
あれから時が過ぎて、電車に乗りながら二十年以上前に聞いたその話を、ふっと思い出す。
周りにいる知らない人を、ああ同級生なのか、という目で見ていたら、
不思議なことに、たしかに親しみが湧いた瞬間があった。
- 2018/08/10(金) 18:38:47|
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思い立って、アメリカ西海岸に行って来た。
夏休みの海外旅行、費用のことを考えたら、
この時期の家族旅行なんて考えられないと思い込んでいたが、
お盆前後を外せば、ギリギリ行けないこともないということがわかった。
2年おきに行ってたアメリカだったが、すっかり日本に根を下ろし、
気がついたら4年ご無沙汰になっていた。
いつも古巣のNYへの旅だったけど、今回LAを選んだのは、
友達家族に会いたかったのと、息子に海を体験させたかったのと
12年前に一度訪れたLAが短期間すぎて、もう一回行ってみたかったのと。
今回は三つのご家族に本当にお世話になってしまった。
現地の人しか知らない食べ物、お店、穴場、効率よく回って運転してもらい、
個人旅行では絶対ムリな濃密なプランで毎日過ごせた。
どの家族も、こちらが悪いと思わないように気遣って
どうせ夏休みで自分のとこの子供もどっかに連れて行くんだし、ついでだよ〜的に言ってくれたけど、
絶対普段より特別にがんばってもらってるのはわかってる。
そして今回は子供を楽しませるだけの旅でいいと思っていたが、ご主人達の協力により、
思いがけず子供から解放され、奥さんチームだけで夢中でショッピングする夢時間まで。
その間、うちの夫も知人に船を出してもらい大好きな釣りを堪能した。
預かってもらってる間、一人っ子の息子はたくさんの同世代の子供達と触れ合えた。
どこに行っても、毎日、優しさが身にしみる旅となった。
ハリウッドや、テーマパークはなどは見事に無視。
LA=セレブなイメージ、、、ではないんだろうなと思っていたけど、やっぱりそれはほんの一部分。
たくさんの日本人が、あの素敵な場所でよい暮らしだけをしているのでなく、それぞれに
何かしら大変なこともありながら、家族の為に異国でたくましく生きている事を感じた。
どんなツアーにも勝る、そしてどんなにお金をかけても得難い、人とのつながりのある旅ができた。
(頭がまだLA時間? 今回は投稿が土曜日になってしまいゴメンナサイ)
- 2018/08/04(土) 06:15:58|
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