Ayu's の金曜日

昭和の残像

予想外にも月光仮面の記事が印象深いという人が結構いるみたい。
望んでいるわけではないが昔から不思議な体験が多い方かもしれない。

特に子供の頃はどうも異界とのチャンネルが合いやすかったように思う。

こんなこともあった。やっぱりあれは小学生の頃、、、、



子供の頃住んでいたマンションの自転車置き場のフェンス裏に、ある家が隣接していた。
そこはやや大きめの木造一軒家で、いつ崩れてもおかしくないほど相当古く、廃墟だった。

やがて家を取り囲むように開発が進み、マンションや三階建てくらいのビルなども建ち並び、
その谷間に、この家だけがいつまでも撤去されず取り残されていて、おかしな雰囲気だった。



青空のある夏の日、出かけるため自転車置き場に行った。
何かを落として、かがんで立ち上がった瞬間、フェンス越しの目の前の光景に目を疑った。

廃墟だったはずのあの家の戸がすべて開いているのだ。

縁側があり、居間があり、そしてそこの家族団欒が丸見えになっていた。

ここって、人が住んでいたの!!!?????


おじいちゃん、お父さん、お母さん、男の子。風鈴の音がしている。
お母さんがお勝手と居間を行ったり来たり。
丸いちゃぶ台を囲み、白いタンクトップ姿でごろ寝姿のお父さんとおじいちゃんが
うちわをあおぎながら声をあげ、白熱しながら高校野球を見ている。


でも、、1970年代というのにテレビ映像はやたら画像の悪い白黒だ。
アンテナ付きの脚のついた旧式のテレビ、アンティークショップに売っていそうな昔の扇風機。
壁にかかるカレンダーの写真の若い女優は今のファッションとまるで違う。

何かがおかしい。

すると男の子がこちらに向かって走ってきた。
マズイ。。家を覗いているのがバレたのかもしれない。どうやって言い訳しよう。

少年は自分の目の前まで来たが、まったく目が合わない。どうやら虫捕りをしているようだ。
いくらフェンス越しでも普通こんなに目の前に人がいたら、、、、、

向こうからはこちらが見えていないと気がつくのに、少し時間がかかった。

それでも目の前の光景は幻とは思えない。全てが昔という以外は普通に時が流れていた。
ただ何か関わってはいけないような、というよりなんだか邪魔をしたくなくて、私はその場を去った。


次の日

自転車置き場裏のフェンス越しに立ち、あの家を見た。

やはり人など住める状態ではなく、いつもの廃墟だった。

でもなぜか、恐ろしさは感じなかった。

あの平凡で穏やかな日常が、
あそこに住んでいた家族の、一番良い思い出のような気がしたから。






  1. 2018/06/15(金) 10:42:37|
  2. 未分類
  3. | コメント:2
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コメント

Ayuちゃんて不思議な能力があるね‼️スゴイわ❗
昭和のひとこま、いいね。丁寧に暮らしていたよねー。昭和が恋しい‼️
  1. URL |
  2. 2018/06/24(日) 23:54:10 |
  3. ですう #-
  4. [ 編集 ]

スゴくはない

不思議体験ウエルカムでないので、今は封印封印ですよ。
昭和は色々便利ではなかったけど、なんかワクワクする楽しさはあったよね。
家族との距離が近かったし。
  1. URL |
  2. 2018/06/25(月) 07:32:24 |
  3. ayus_ayu #-
  4. [ 編集 ]

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